ハイポニキウムを一生懸命保湿してもネイルベッドは伸びない!?
皆さま こんにちは。
ハイポニキウムってご存知でしょうか?
漢字で書くと爪下皮(そうかひ)です。そう、読んで字の如く爪の下にある皮膚。
ネイルベッド(爪のピンク色部分)に異物が侵入しないよう防いでくれる皮膚のことです。甘皮みたいにある程度まで厚みが出たり伸びたりします。
ネイルベッドが長い方なら爪を手のひら側から見ると↓画像のようにハイポニキウムが見えますよ。
爪を育てていく上で重要な役割をしているわけなのですが、いつ頃からか このハイポニキウムを「育てたい」というお声をちらほらと頂戴するようになりました。
最初は「何でだろう?」と思っていたのですが、よくよくお話を聞いてみると「一生懸命保湿しているのにハイポニキウムが全然育たなくってピンク色の部分が短いままなんです。どうしたら良いですか?」というものでした。
なるほど、保湿をするとハイポニキウムが育つ → ネイルベッドが伸びる ということになっているわけですね。
これ、ちょっと誤解があるんです。
実は、爪が短いとハイポニキウムはほとんど伸びないのです。
爪が長くなるとハイポニキウムも伸びてくるのですが、ただ単にフリーエッジ(爪先の白い部分)を伸ばせば良いというものでもなく、正しく育てないと顔を出してくれないのがハイポニキウムです。
また、人工爪を装着して爪が常に長い方の場合、指の一番先端部分に刺激が加わらないのでハイポニキウムが伸びすぎてしまうことがあります。ハイポニキウムが伸びすぎてしまうと場合によっては痛みを伴うことがあるので伸びすぎないようにお手入れのアドバイスをさせていただくこともあります。
ハイポニキウムの乾燥を防ぐことは健康的で美しい爪を育てる上でとても重要ですし、伸びてきたハイポニキウムのトラブル回避にも繋がるので、もしかしたらそういうところから保湿をするとハイポニキウムが育つ → ネイルベッドが伸びる となったのかもしれませんね。
ネイルベッドが育ってきてハイポニキウムが見えてくると何となく達成感もあったりするんですよね(*^^*)
爪の育成に保湿は必要不可欠です!ハイポニキウムだけではなく指先の保湿は続けてくださいね!
実は なかにはハイポニキウムをなくしたい!!という方もいらっしゃいます。
このようなタイプの方は元々ネイルベッドが長く、縦長でスラッとしたお爪の持ち主の方が多いです。厚みもあってとても丈夫なので羨ましい限りなのですが、ご職業や趣味、または環境によってはハイポニキウムが邪魔になってしまうことも。ご本人にとっては深刻なお悩みなのです。
ハイポニキウムをなくしたい!という方にはヤスリを使って爪は常に短くしていただき、なるべく指の一番先端部分に刺激を加える方法をおすすめしております。ピアノやギター、指先をトントンとテーブルで鳴らすなど、とにかく刺激を与えるのです。痛みが出そうならすぐストップしてくださいね。保湿も忘れずに。
Sen5eでは「健康的で美しいお爪」を目指してお客様のお爪のサポートに取り組んでおりますが、どのようなお爪を目指されるかでお伝えする内容も変わります。ただし「健康的」であることが大前提なので保湿はどのような場合でもマストですよ。
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